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たこ焼き

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2024.04.22

分身ロボットOriHime通じて実現したい新しいつながり

たこ八広報です。

障害を持つ従業員や遠隔地にいるスタッフを支援するため、遠隔操作ロボット「OriHime」の導入を行いました。これにより、身体的な制約を持つ従業員が自宅やリハビリ施設からでも、店舗の業務に参加できるようになります。

OriHimeとは?

OriHimeは遠隔操作ロボットです。分身ロボットとも呼ばれます。OriHimeを通じれば、体が不自由であっても、遠隔地にいても、同じイベントや会議に出席することが可能になります。

株式会社オリィ研究所さまのホームページより

なぜ、たこ八がOriHimeを導入したのか?

約2年前、当店で働く大切なスタッフの一人が業務中に転倒し、重度の障害を負うことになりました。愛嬌たっぷりで、いつもお店を明るくしてくれるような人でした。手術で何とか回復してほしいと願いましたが、障害は重く…。脳に異常はなく、頭はクリアですが、体は指先しか動きません。彼はたこ八にとって多大な貢献をしてくれたメンバーです。

「なんとか再び笑顔にしてあげられないか」

誰もがそう願いましたが、コロナ禍でもあり、お見舞いにも行けない始末。ただ時間だけが流れていきました。そんな時に、副社長の垣内が、偶然の出会いから、OriHimeを知ります。はじめてOriHimeを知ったときは、「そんなものがあるのか」程度だったようです。

しかし次第に、

「このロボットを使えば、たとえ体が動かなくても、どこにでも行ける。彼も現場復帰できるかもしれない。」

と思うようになりました。

とはいえ、彼がもともと働いていた道頓堀店とつなぐことは無理です。道頓堀は、インバウンドの活況もあり、猫の手もかりたいほどの忙しさ。梅地下店も難しいでしょう。

そこで思いついたのが、昨年、たこ八が業務提携をした、淡路島の就労支援施設MUKU Marche様でした。

こちらは、就労支援施設ということで、少しのびのびとしています。

早速、垣内は、福井社長に連絡。事情を説明し、店先にOriHimeを置かせていただくことにいたしました。これにより彼は病床からスマートフォンを通じてロボットを操作したり、店舗を見ることができるようになります。

1人、おもちゃ、病院の画像のようです
はじめてOriHimeと対面した日
1人、勉強をしている、電話、アイロン、テキストの画像のようです
指先だけでスマホを使って、OriHimeに入る練習をしました。

当社としてもはじめての取り組みで、うまくいくかはわかりませんが、この技術を利用することで、彼は仕事を通じて社会とのつながりを保ち続けられるのではないかと願っています。せめて、リハビリの一環として励みにしてくれたらいいなと願います。

影響と今後の展望

OriHimeの導入は、障害を持つ人々が完全に社会に参加するための道を開く画期的な一歩です。たこ八では、技術を活用して、すべての人が活躍できる環境を創造することに努めています。

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